2011-01-01から1年間の記事一覧
3・11のころ(特にその後の1ヶ月くらいの間)、 自分が何を考えていたのか、twitter から facebook に同送/転送してDB化したつもりのメッセージを振り返ってみた。最初は、つぶやきのデータベースとしての facebook の有用性に期待したが、タイムライン…
海の日三連休の中日に伴侶さんと久留米の石橋美術館に行って高橋野十郎の里帰り展を見てきました。 作品のクオリティの高さが静かな独創性に支えられていて見事な世界でした。本名が高嶋弥寿(やじゅ)で、嶋を島に弥寿を野十郎(やじゅうろう)にあらためた…
ユングのシンクロニシティ(共時性)を勉強しなくっちゃと思い定めて、アマゾンで一冊買って、冒頭部分や河合隼雄先生の解説文をながめていたら、易経の話(神託や予言の作用原理としての共時性)がでてきて、ああ因果律の支配下にない共時性ならさもあらん…
ブラームスの室内楽を聴いてて、思った。 今時の演奏は演奏者や指揮者の力量に負うところは多い。タイミングの的確さといい、テンポの絶妙さといい。とはいえ、それらを生み出した大元の多くは、3Bやハイドンなどドイツ語圏のロジカルな精神たち。ロジック…
ハイドン晩年の弦楽四重奏。昨夜の「名曲の楽しみ」で聴く。水戸にいたころ、古楽器奏者ではともにトップクラスの寺神戸亮(vn)と鈴木秀美(vc)のいるミト・デラルコの演奏で聴いて以来。「名曲の楽しみ」は、いま「ハイドン特集」の大詰めで、最近は声楽ばか…
今度の震災から2ヶ月たったころ、都内の年長の友人が、われわれ日本人がこれからどんな国を望むかは二度の夏と二度の冬をすごしてからでないと分からないよ、と静かに話してくれたことがある。そして、今や僕たちは、一つ目の夏の経験に踏み込んだ。 「政治…
12年間24回リサイタルシリーズ2006-2017の11回目が福岡で開かれました。 小山さんは、音楽の深層への果てしない旅を、一人のピアニストとして、決然と敢行するために、このプロジェクトを構想したのだろうか。12年間24回というのは、並大抵の決意でできるも…
+++ ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011鳥栖 の 思い出 +++ 今年のGWは「三段の飛び石スタイル」でしたね。 僕は、風邪や仕事で、最初のホップ・ステップは、だましだましだったのですが、最後の5月7日は鳥栖に行って、気持ちよくジャン…
Think the Earthプロジェクトの上田壮一さんがツイッターのタイムラインに 「視点がまるで違う。大事な、温かな時間が写ってる」 とのコメント付で、被災地の匿名のカメラマンの写真サイトを紹介されていました。 ↓ http://www.rolls7.com/ じっと見ていると…
ソメイヨシノの終わったあとは、花色の濃い定番の八重桜・・・ばかりじゃなかった! 大濠の遊歩道を一周して舞鶴公園の西広場から名島門をくぐると、おお、薄いピンクの八重の桜が!とても、きれいだぞ。名札がついているのが嬉しい・・・ 「イチヨウ(一葉…
Social Cafe TAOオーナー主催の集いに舞鶴公園に行った。 絶好の花見日和。満開の桜と若葉の欅。天に高く時に低く鳶の群れ。 皆が集まるなか、キャンプチェアに座り、久しぶりにハーフィズ詩集をめくる。257の一節に目が止まる: <運命に言え、「敵が全…
そもそも、間々田孝夫著「消費社会のゆくえ」をアマゾンから購入したのは、アルビン・トフラーのプロシューマー論を真正面から論じているらしいことを知ったからだ。Wikipediaの「生産消費者」にその本が引用文付で紹介されていたのだ(Wikipedia恐るべし)…
歳をとるごとに、私の天空には、 モーツァルトとメンデルスゾーンという二つの星が、 高々と昇ってくる (ヨハネス・ブラームス) 二つの星のイメージは・・・テンダネスとロマンス? ロマン派といえば、特に後期の、感性が奔流するワーグナーや、熱情が溢出…
2010/12/03に続いて「ハーフィズ詩集」から。その243: −*−*−*−*−*−*−*− ・ ・ 神よ、心が見たこと聞いたことを しばしでも述べられる親しき友はいずこ。 ・ ・ ハーフィズよ、 そなたの務めは、祈りを捧げるだけ 恋人が聞こうが聞くまいが、こだわる…
明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。皆様と皆様の大切な方々とこの国とこの星の幸運を心よりお祈りしています。 下記は、小生の今年の年賀状のテキストです。使いまわしになってしまいますが、ご興味のある方はどう…