2010-01-01から1年間の記事一覧

シナの詩、古き佳き。

巧笑(こうしょう)、倩(せん)たり <口もとがキレイで> 美目(びもく)、盼(はん)たり <瞳がハッキリしていて> 素(そ)を以って、絢(あや)と為す <その衣は、白で際立つステキな絵柄> 美しい女性(ひと)を褒めたたえた詩。 「詩経」の中にあっ…

幸せの便り: 過去へ、未来へ

−*−*−*−*−*−*−*− お手紙うれしく読みました。 文章は上手ですが、字が少しきたないですね。 きれいに書く稽古(けいこ)をしなさい。 読方の本はもちろん、歴史の本でも地理の本でも理科の本でも自分で書取をして、よく字をおぼえるのですよ。 体の方…

時代を拓く「雰囲気」づくり

大きな仕事の周囲には必ず独特の「機運」なり「雰囲気」なりがある。明治維新しかり。 先日、N社の「チーム・はやぶさ」の主力メンバーであるO氏のお話を伺ったときも、太陽系大航海時代を引っ張るのは我々(JAXA+メーカ)だけれど、その我々を引っ張…

ローカル・アート・ネットワーク

福岡市の「Art & Culture わの会」に入っている。 地域の活性化を考えている仲間で福岡の芸術度をもっともっとアップさせたい という話になり、美術や音楽の各拠点をネットワークしようぜ!と盛り上がって・・・ でも調べてみると、既にちゃんとそういう仕組…

水素ロータリーは、夢の続き?

マツダのロータリーエンジン! ぼくら昭和の子(もう40年以上も前)にとって夢のエンジンだった。最近、その「水素燃料バージョン」が登場したのを知ったとき、わぁ〜!と感動した・・・のだけれど:世の中の注目度がイマイチ高く感じられないのはどうして…

新たな幸福の舞台: アソシアシオン、シンフォニシティ 

ぼく(曲りなりの理系)の文科(特に政治や経済)の先生になってくれているNH氏は33歳の実業家だ。ちょうど20歳年下だけれども教えられることは少なくない。例えばJSTの北澤理事長の持論「第4の価値」を話題にすると、間髪をおかずフランスの社会…

ペットボトルの中の宇宙

メダカを3尾、飼っている。シロメダカという種類。「目・高」の名の通り、頭の頂上部に配置された両眼は常に水面をスキャンしている。 水槽は、カラになった2リットルのミネラル水のペットボトルでブリコラージュ。 横置きにして大きな天窓を2つ。 水底に…

ガザル (ペルシャの抒情詩)

辻原登の小説の主人公を気取って「ハーフィズ詩集」を無作為に開いてみた。 三度目くらいで眼に入ったのは、その232(訳は黒柳恒男さん): もしできることなら 私は悲しみが 消え去ることをしてみたい 心の個室は 相反するものが交わる場ではなく 悪魔が去…