ローカル・アート・ネットワーク


福岡市の「Art & Culture わの会」に入っている。


地域の活性化を考えている仲間で福岡の芸術度をもっともっとアップさせたい
という話になり、美術や音楽の各拠点をネットワークしようぜ!と盛り上がって・・・


でも調べてみると、既にちゃんとそういう仕組みが出来ていた。「わ」の会員は、
市の美術館と博物館とアジア美術館と総合図書館の映像ホールなどで無料や
割引の利用サービスがうけられる。


さっそくアジア美術館の常設展示と図書館での映画鑑賞を堪能させてもらった。


美術館では韓国画家の「読書をしている女性」とタイの彫刻「音楽のリズム」に見入った。
どちらも表現の「素直さ」がとても清々しくて、作者の気持ちがストレートに伝わってくる。


川本喜八郎人形アニメーションで映像化した折口信夫の「死者の書」では、
宮沢りえの声を得た藤原南家の郎女(いらつめ)がステキでしたよ。

ゆめとうつつの区別なく自分の感受性を正直に働かせて生きていた古代人の姿が美しく切ない。


そういうふうに、「夢でつながっているように、ネットワークする」・・・というのは、
どのように、ぼくらの感受性を働かせればいいのかな?



Rev.[web・2010/11/18・KB31TKS]